エイズ

あなたはエイズについてどこまで知っていますか？
エイズという病気を知らないという人はいないでしょう。
また、エイズに感染したら生存する確率はゼロというこも知っているでしょう。
そんな恐ろしい病気が年々ものすごい勢いで増加しているのです。
何故そんな現象が起こっているのか？

その理由のひとつに性に対する価値観の大きな変化が挙げられます。
具体的には、今若い人たちは性行為に対してオープンになりつつあるのです。
不特定多数の人と性交渉することを厭わないのです。

また、中にはそれがステータスだと勘違いしている方も多く見受けられます。


実は7年ほど前、私の地元でこんな話がありました。実話です。
新宿のとある大きな箱のクラブに通う私の１つ上の先輩がいました。
その先輩は地元も近く、見た目がなかなかのもので目立っていたので地元の人たちは比較的認知されてる人でした。
その先輩が友達と二人でよくその新宿のクラブでナンパをしてはそのままホテルでセックスをしていたのです。
そんな日々が続く中、いつものようにその新宿のクラブに行くと、知り合いの男に会いました。
男「よー！、○○じゃん！　またナンパしてんの？　最近どーよ？」

先輩「おー○○！マジこの箱にいる女軽いぜ！すぐヤレんもんよ！」

男「景気いいね！俺も今月だけでもう５人の女とヤッたぞ！」

こんな会話が続く中、ふと男の奥に見えるトイレの入り口に立っている女が目に入りました。
見た目がものすごくかわいく、芸能人に例えるなら北川景子をギャルにしたかんじでしょうか。
とにかくスタイルもよくかわいかったのです。
しかしものすごく虚ろで暗い雰囲気が漂っていました。

クラブ遊びする連中は限られているのでいろんな箱で同じジャンルの音楽を好むなら顔見知りがほとんどといった狭い世界です。

先輩「あの子マジかわいくね？お前知ってる？」

男「あーあの子ね。やめたほうがいいよ。あいつエイズらしいぜ。」

先輩「マジで！？」

男「なんかクラブでナンパしてきたやつとヤッてなっちゃったらしいぜ」

先輩はびっくりしたがそれでもその事よりもその子のかわいさが気になって仕方なかったのです。
先輩はその子に話かけました。
その子は何か病的で、ノリが悪く心を開きませんでした。

その日はそれで終わったのですが、その後何回も新宿のクラブでその子を見かけては話かけ、すっかり顔馴染みになったのです。

その子と知り合ってから２週間後、その子も相変わらず明るさは全くないのですがすっかり先輩に心を開いてました。そして酒も入ってお互い酔ってか、そのままクラブのトイレでセックスしたのです。

先輩はその後普通に生活を送っていたのですが、それから半年以上過ぎてからでしょうか、何のきっかけだかはわかりませんが先輩がエイズに感染したという噂が地元で広まったのです。

しかし噂ではなく事実だったのです。先輩は自分がエイズにかかった事知ってから地獄の底に落とされたかのような絶望感に襲われたそうです。

そして若かったからか、とんでもない発想に至りました。

なぜ自分がエイズになってしまったのか、なぜ自分が死ななければならないのか。
どうせなら片っ端から感染してやろうと・・。

そして夏には海の家で働き、ひと夏で４０人くらいの女とセックスしたのです。勿論生で。
それ以外にももともとのナンパ気質もあり、私が知ってるだけで１００人は超えてます。

この中で一体何人の人がHIVに感染したのか・・。

感染された人達は自分が感染したことを知ったときどんな思いをするのか・・。
この先輩の身勝手な考えで、しかもわかっていてするという悪意に満ちた行為で悲劇は広まっていったのです。

世の中にはこういった考えを持ってる人がいるということを忘れないでください。
大事なのは自己管理です。
しっかり予防をし、淫らな不特定多数との性交渉は避けるべきです。